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『歌劇 2022年12月号』感想

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皆様こんにちは、霜柱です。

瀬央ゆりあさんが表紙の『歌劇 2022年12月号』を購入しました。

読んだ際に、印象に残った/気になった記事などをピックアップして感想を書いていきます。

感想

表紙:瀬央ゆりあ

衣装はシルバースーツと白のワイシャツ、紫色のネクタイです。
とてもキリリと美しく写っており、澄んだ目には力が宿っています

宝塚を知らない方が見たら、間違いなくトップスターの方だと間違えるでしょう。

しかし、瀬央さんは現時点でトップどころか正式な2番手にもなっていません・・・。

ですが、瀬央さんは今回初めて『歌劇』の表紙に抜擢されました。
素晴らしいポートだからこそ、劇団側が瀬央さんを一体どうしたいのかが余計気になってしまいます。

カラーポートレート

彩風咲奈さん、礼真琴さん、月城かなとさん、潤花さん、彩みちるさん、聖乃あすかさんがそれぞれ載っています。

この中で印象に残ったのはさんです。
とても優し気な表情で写っているのですが、このポートを見た時、ちょっと凰稀かなめさんに似ていると思いました。特に目元です。

お2人は全然似ていないので、さんはこの様な表情もするのかと尚驚きました。

ロングインタビュー 柚香光

柚香さんは新人の頃から、その個性的で華やかな容姿で注目されていました。

2020年に花組のトップに就任しましたが、コロナによる度重なる公演中止を花組は特に受けています。公演中止になった際は「皆で何度も涙を流しました」と語っていますが、それでも限られた公演数の中、輝かしい舞台を挫けずに作り上げているのは本当に凄い事と言えます。

私なら燃え尽き症候群になってしまうかも。

どんな時でも格好良い柚香さん。格好良さについて語っています。

舞台人として学び続ける人は格好いいなと思います。(略)自分にはまだ知らないことが一杯あるのだと、磨き続ける人というのでしょうか。

また、格好良く見える事については、

常に格好つけていたら自分もお客様も飽きてしまいますから…。舞台でも格好良く見えるとしたら演出の力です。先生方がもう格好いい演出をつけてくださっているので、それをちゃんと理解し、再現するのが大事なことだと思います。

とても謙虚で真面目な内面が窺えますね。恐らく柚香さんは沢山の人達から「格好良い」と言われているに違いありませんが、鼻高々になる事も、自分の力に己惚れる事もない。

周りの人達の事もしっかり思っているからこそ言える言葉でしょう。

柚香さんは外面も内面も素敵だという事ですね。

朝月希和を送る言葉〈スタッフ〉

演出家の方々が朝月さんの事を語っていますが、特に印象に残ったのは齋藤吉正先生のお言葉です。

振り返れば歌劇の演出家の中で間違いなくヒラメちゃんのパフォーマンスに最も助けられてきたのは僕ではないでしょうか。

朝月さんが出演した斎藤先生の作品は『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』『風の次郎吉』『MY HERO』『CITY HUNTER』などです。
斎藤先生の作品は人によってはクセが強すぎる様に感じるかもしれませんが、逆に言えばそれだけ印象に残る作品を作っているという事でしょう。

朝月さんのパフォーマンスは斎藤先生にとって、とても心強かったのだと思います。

つぼ 早花まこ

紫門ゆりやさんが登場しており、『桜嵐記』で演じた高師直について語っています。

この役(註:高師直)を通して❝なぜ私は演じるのか❞ということを改めて考えました。そこから、男性を、人間を演じることの本質を探り始め…(略)そこでようやく、この役を演じることが楽しくなりましたね。

❝知らない❞から全ては始まると思います。(略)まだまだ知らないことに出会いたいです。

本当に紫門さんの高師直は凄味や存在感が半端なかったです。あまりにも迫力があったので紫門さんとは気付かないぐらいでした。

専科に異動してからの心境は、

大変なんだけど、その壁にぶち当たれることが有難い。宝塚で生きてるって、実感するんです。

壁を避けようとする私とは大違いですね(笑)。専科生として公演に参加するのは組に所属している時とはまた違う大変さがあるとおもいますが、この言葉を聞いてとても頼もしく感じました。

また、紫門さんは正塚晴彦先生の作品に出演する事を所望しています。

正塚先生の描く男役って❝本物の男性が自然体でいる姿❞。学年が上がって、男役を続けてきた今だから、そういう❝男役の美学❞を正塚先生から学びたいんです。

確かに正塚先生が描く役男性の役は、ただ格好良いだけで収まらない魅力がありますね。酸いも甘いも嚙み分けた様な大人で影のある男性は正塚先生の右に出る人はいないと思います。

あっ、もし可能なら『ブエノスアイレスの風』のニコラスを是非紫門さんで観てみたいです。

ただ、紫門さんが正塚先生の作品に出たい理由は他にもあり・・・、

お稽古場に入って、格好良い先生をただ眺めていたい。物真似もできるようになりたいし。

早花さんの文の構成が上手いからだと思いますが、最後の最後にぶちかましてくれました(笑)。

演出家の先生の物真似はどうしても外せないのですね。

2023年も活躍出来るようお祈りしています。

楽屋日記 真白悠希

HiGH&LOW-THE PREQUEL-』で苦邪組のロンを演じた真白さんが、同じく苦邪組のリンを演じた留依蒔世さんにインタビューをしています。

その中で「SWORD地区を滅亡させたらどんな都市にしたいですか?」という質問があります。
リンは「苦邪組プレミアムウルトラスーパーデラックスアウトレットを作りたい」と答えています。

見た目と違って結構庶民的なのですね。お店の名前も小学生が付けそうですし(笑)。
アウトレットは「普通の店舗では販売できない商品を売るショップ」であり、しかも安いので結構人気だそうです。

ただ、リンが経営するとなると、変な物を売って、それがすぐにバレて潰れそうな気がしないでもないです(笑)。

来月号の表紙は・・・あれ? 誰なのか記載がありません。
これはどういうことなのでしょう? まさか決まっていないという事はないと思いますが・・・。

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ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)と宝塚(全組観劇派)が好きです。 ツイッターも行っており、気儘に呟いています。