皆様こんにちは、霜柱です。

日本の言語学者/文学博士、山口仲美さんの『犬は「びよ」と鳴いていた 日本語は擬音語・擬態語が面白い』(光文社新書)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。

感想

擬音語・擬態語も時代によって変化する

言葉は時代によって変わると言いますが、擬音語・擬態語もそうです。特に動物の鳴き声の章はなかなか面白くて興味深かったです。

犬、猫、狐、雀などの鳴き声が、今と昔では記され方が違うのですから。

擬音語・擬態語からも時代性が見えると言って良いでしょう。今では使っている人はほぼいないであろう擬音語・擬態語も本書では登場します。
そういった言葉の中には、知らないものもあれば、知っていても「昔、そんな言葉があったなぁ」とちょっと懐かしく感じるのもありました。

それにしても日本の擬音語・擬態語って豊富ですね。便利で面白いですが、海外の人からすると頭を抱える表現なのかもしれません。

昔の動物の鳴き声

先に書きましたが、動物の鳴き声は昔と今では違っていました。
昔はどう記されていたのか? それを一部箇条書きで書きます。

  • 江戸時代までは犬の鳴き声は「ひよ」「びよ」「びょう」だった。
  • 奈良時代のカラスは「ころ」「から」「ころく」だった。
  • 鎌倉時代の猫は「ねうねう」だった。
  • 江戸時代以前のネズミは「しうしう」だった。
  • 江戸時代の雀は「ちうちう」だった。大正時代に「ちゅんちゅん」と記す様になった。
  • 馬の鳴き声は奈良時代は「い」、平安時代は「いう」だった。
  • 鎌倉時代の狐は「こうこう」「くゎいくゎい」だった。

ざっとこんな感じですが、現代とは全然違いますね。

あと、平安時代の赤ちゃんの泣き声は「いがいが」と記されていた様です。現代人からすると、どう耳を澄ましても「いがいが」とは聴こえない気がしますが、当時はそれが普通だったと思うと面白いですね。

その他

本書では1972年と2000年頃の擬音語・擬態語を比べたりしていますが、確かに雰囲気が違うと感じました。この28年の間だけでも、まあまあ変わるんだなと思いましたね。
そうなると、2026年現在の擬音語・擬態語は2000年の時とはまた違った感じになっているのでしょうか?

私は『源氏物語』を読んだ事がありませんが、これには髪の毛の状態を表す擬態語が登場します。それを登場人物によって使い分けている様ですが、その細かな描写は凄いと思いました。

簡単なまとめ

日本の擬音語・擬態語に興味がある人なら関心をそそられ楽しく読める内容となっています。
擬音語・擬態語だけでなく、日本語そのものや言語学に興味がある人にも読んでほしいですね。

特に動物の鳴き声の章は面白かったですね。「昔と今で、そんなに変わるのか!?」と驚きました。なので、その章は特に読んでほしい内容だと私は感じました。

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ABOUT ME
霜柱
宝塚(全組観劇派)を観たり、読書(特にジャンルは決めず)をしたり、HR/HM(特にメロハー・メロスピ・シンフォニック)を聴いたり、スイーツ(特にパフェ)を食べる事が好き。これらを主に気儘なペースで記事にしています。 Xやインスタも気儘に投稿中。