鈴木三重吉『桑の実』を読んだ感想

皆様こんにちは、霜柱です。
日本の小説家、鈴木三重吉の小説『桑の実』(岩波文庫)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
ZZZ・・・
正直に書きます。
私の主観ですが、終始一貫退屈だった作品と言わざるを得ません。これと言った展開が全然起きないのです。本当に起きないのです。どの場面も似たり寄ったりで・・・。
緩急が無く、起承転結ではなく「起承承承承承・・・」の様な展開でした。
結末を読んでも「えっ、これでお終い!?」と思ってしまいました。
ですので、あくびをしながら時には涎を垂らしながら(←汚いなあ)、読んでいた程です。
もしかしたら、寝ながら読んでいたかもしれない。
この岩波文庫の表紙には「ことさらに劇的な展開があるわけではない。」と書いてあります。確かにその通りです。嘘ではありません。でも、あまりにも展開が無さすぎる・・・。
因みに内田百閒の短篇も「起承承承・・・」みたいな展開があります。でも内田百閒の場合、油断していると「むむむ!? どういう事だ!?」となる事が突如起こるので、その点はインパクト大と言って良いでしょう。
でも、『桑の実』は・・・。
200ページ強の長さだが
本書は解説を入れて200ページ強の長さです。あくまで長さで言えば普通でしょう。長すぎたり短すぎたりする訳ではありません。
でも、先に書いた通り展開が・・・。
なので、「この作品、半分に、いや1/3に削っても成り立つんじゃないか?」と思ってしまいましたね。主要な場面がある様に感じなかったので。
同時に「このテンポでここまで書き続けられたのは凄い」とも感心しました。
起承転結とは?
おくみという女性と青木さんという男性が中心の話ですが、この2人を中心に何かが起きる・・・訳ではありません。
文体はゆるやかで優しく淡い感じでした。飾らない文体なので、その点は良かったですね。
他の作家の小説みたいに特別な何かが起きる訳ではないです。ですのである意味、現実に即していると言えるでしょう。
よく考えると起承転結がちゃんとなきゃアカンという決まりは無いので、こういうのもアリと言って良いでしょう。
起承転結の概念を問うている作品なのかもしれませんね。・・・いや、それは違うか。
簡単なまとめ
「この場面が印象的だった」「この登場人物に惹かれた」みたいな事が書けたら良いんですけど、そういう気持ちが全く湧かなかったんですよね・・・。
とにかく展開が無い。目を見張る事が起きない。
「一体何だったんだろう?」と言いたくなる程です。
「三度の飯より日本文学が好きだ!」と言える人なら、手に取ってみても良いかもしれません。
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