皆様こんにちは、霜柱です。
個人的に気になっていた、星組全国ツアー公演『モンテ・クリスト伯』の配役が発表されました。
今回は、この配役をみて思う事を書いていきたいと思います。
個人的に一部配役予想していた
実は私は以前星組で『モンテ・クリスト伯』をする事について思った事や、一部の配役を予想した記事を書きました。
まずは今回発表された配役と、私が予想した配役を書いてみます。
| 2022年星組 | 私の予想 | |
| エドモン・ダンテス | 礼真琴 | 礼真琴 |
| メルセデス | 舞空瞳 | 舞空瞳 |
| ダングラール | 輝咲玲央 | 綺城ひか理 |
| フェルナン | 瀬央ゆりあ | 暁千星 |
| ヴィルフォール | 綺城ひか理 | 天華えま |
| ベルツッチオ | 暁千星 | 瀬央ゆりあ |
うん！ 見事に私の予想は外れまくっています(笑)。
輝咲さんがダングラールを演じるとは予想もしませんでした。また、「フェルナンを演じるのは暁さんで間違いないだろう。他は外れても、ここだけは当たる！」と思っていましたが、瀬央さんがする事になったのは驚きです。
因みに元雪組の娘役、千咲毬愛さんもフェルナンを演じるのは暁さんと予想していました。
ですので、フェルナンを演じるのは暁さんと予想した人が大部分ではないでしょうか？
星組の番手はどうなるのか？
『モンテ・クリスト伯』は番手ぼかしの作品です。ですが、初演の宙組公演では実質の2番手はフェルナンを演じた朝夏まなとさんでした。
そのフェルナンを今回は瀬央さんが演じる事になりました。という事は瀬央さんが2番手になるのかというと、まだそうと決まった訳ではないと思います。
演出が変わる可能性がありますし、今回はベルツッチオが2番手っぽくなるかもしれないです。
ただ、とりあえず今は暫定で瀬央さんが2番目、暁さんが3番目となるのでしょう。
今度の大劇場公演『ディミトリ～曙光に散る、紫の花～』『JAGUAR BEAT－ジャガービート－』の時には、何か動きがあるかもしれません。
注目の役は他にもある
まずはエロイーズを演じる事になった有沙瞳さんです。初演では純矢ちとせさんが演じていましたが、まぁ、このエロイーズというのは悪い女でね(笑)。
でも、作品を彩る上でとても重要な役です。もしエロイーズがいなかったら毒も華も無い素っ気ない作品になってしまうと言っても過言ではありません。
この役はもう有沙さんにはピッタリだと思います。演じている姿が想像出来ます。
エデ姫を演じるのは詩ちづるさん。初演ではすみれ乃麗さんが演じていました。フェルナンに奴隷として売られたという悲惨で壮絶な過去を持っている役です。
エドモンと一緒にフェルナンに対して復讐を果たそうとします。詩さんが演じると、より少女らしく純な感じになりそうですね。
アルベールという役も重要です。初演では愛月ひかるさんが演じ、今回は稀惺かずとさんが演じます。真面目で、どこかあどけなさの残る青年の役です。
フェルナンとメルセデスの間に生まれた子供だと思いきや・・・最後にはちょっとしたどんでん返しがあります。
結末を左右するので、この役もまた重要と言えます。
ダングラールの妻、エルミーヌにも注目です。ダングラールの母親から「まだ子供は出来ないの!?」「早く孫の顔を見せてね!」といびられています。反抗せず健気に耐えていますが、最後の場面になると・・・。
初演では愛花ちさきさんが演じていました。愛花さんの演技を見た時「愛花さんはこういう演技も出来るのか！」と驚いたものです。今回は音咲いつきさんが演じます。愛花さんとは全く違うタイプの娘役なので、最初の方の健気な演技と、最後の方の場面での演技をどの様にするかが見ものでしょう。
ヴィルフォールの父親、ノワルティエも印象に残っています。ノワルティエはナポレオンを熱烈に支持していますが、息子のヴィルフォールにとっては悩みの種なのです(笑)。
下手から上手にかけて「ナポレオン万歳！ ナポレオン万歳！ナポレオンバンザ～イ！!」と走っていく場面は笑いを誘っていました。
初演では天風いぶきさんが演じ、今回は大輝真琴さんが演じます。『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-』で演じたヴィゴー大司教がコミカルだったので、この役も面白く演じるでしょう。
何はともあれ楽しみな作品
『モンテ・クリスト伯』の再演については賛否両論がある様ですが、初演の宙組を見た限りでは、作品自体は面白くメリハリや緩急がしっかりあるので、ダレたり飽きる事は無かったです。
原作とは全然違いますが、上手く纏められた方だと思います。
でも、もし原作者のアレクサンドル=デュマ・ペールがこの宙組版を観たら、「わしが書いたのと全然ちゃうやん！」とツッコむ可能性は無きにしも非ず(笑)。
エドモンがモンテ・クリスト伯となって復讐する場面は狂気に満ちています。この役を初演で演じた凰稀かなめさんは声色・動作・表情などで巧みに表現していました。
礼さんがどの様に演じるのか？
ちょっと想像が付かないですが、凰稀さんとはまた違った味を持ったキャラクターになるでしょう。
因みに、エドモンは無実の罪で孤島の牢獄に収監されてしまいますが、その場面で髪も髭も伸びてぼうぼうになっている姿があります。
凰稀さんはその様な姿でも格好良く美しかったです。礼さんの髪も髭もぼうぼうになった姿はどんな感じになるのか？
実は個人的にはそれが1番楽しみだったりします(笑)。
とは言っても、チケットが取れなかったので観には行けないんですけどね（泣）。
今回の星組は全国ツアーの作品として上演されますが、現在日本ではまたもや、コロナの猛威が広がり、宝塚を含めたあちこちの舞台作品の公演中止がこれでもかと相次いでいます。
どうかこの公演が何事も無く、成功する事を祈っています。
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