皆様こんにちは、霜柱です。
桜木みなとさんと潤花さんが表紙の『宝塚GRAPH 2023年4月号』を読みました。
読んだ際に印象に残った/気になった記事などをピックアップして感想を書いていきます。
感想
Cover Special 桜木みなと・潤花
表紙では桜木さんが黒のスーツに黄色のシャツを、潤さんは黄色のドレスを着ています。
黄色と黒という組み合わせがとても合い、シックでありながらも明るい雰囲気になっていると言えるでしょう。
また、この時の桜木さんがしているネクタイはリボンの形をしています。どうやって付けたのでしょうか? 不思議なネクタイですね。
次はピンク色を取り入れた衣装です。
黄色の衣装と比べると柔らかい雰囲気になっていると思います。
桜木さんは潤さんより7期上ですが、今回のGRAPHのポートでは、潤さんの方がお姉さんという感じに見えました。
潤さんは何回か宝塚GRAPHの表紙を飾っていますが、どれも雰囲気が全く違うのが凄いです。
そんな素敵な潤さんですが、表紙撮影ルポのトークではやはりとても賑やか(笑)。
桜木さんにいじられたりツッコまれたりしていて面白かったです。
Impression 礼真琴
燕尾服姿の礼さんと、礼さんが飼っている愛犬のさぶろー君が写っています。
さぶろー君もビシッと燕尾服でキメています。しっかりとした凛々しいお顔なので似合っていますね。
ただ、撮影時はご機嫌がよろしくなかった様で、カメラを向けられるとすぐにプイっとなったそうです(笑)。撮影慣れしている訳ではないので、なかなか思い通りにはいかないでしょう。
しかし、しっかりと撮影が出来て良かったですね。
礼さんはトップになったばかりの頃は1人で皆を引っ張っていこうと意気込んでいたようですが、最近はそうでもなくなったとの事。
お稽古で下級生に対して何か気になる事があっても、礼さんが言うのではなく中堅どころに伝えてもらう様にしているようです。
これはとても良い事だと言えます。
何もかも礼さんが行っていたら、もう大変になり倒れてしまいます。また、他の人にその様な事をさせる事により、その人自身にも責任というのを感じさせる事が出来るでしょう。
タカラジェンヌは全員そうだと思いますが、特に礼さんは何事もやると決めたらとことんやり通す、という事が伝わってくる内容でした。
moi-même 野々花ひまり
赤いベレー帽に、白地に紺の縞模様が入ったトップス、白色のひざ下のスカートという衣装です。手にはフランスパンと花を抱えています。
春を感じる明るい雰囲気が出ているポートになっていると思います。
野々花さんは出かける時は誰かと行きたい、しかしお腹が空いた時は1人でもお店に入る事が出来るとの事。
1人でいても、他の人といても楽しむ事が出来るタイプの様ですね。案外珍しいタイプだと思います。
Real Fashion Snap! 月組
月組のスター達の今の装いが載っています。
この中で印象に残ったのはまず、鳳月杏さんの装いです。
濃い赤紫のダウンと、黒のトップスにパンツというスタイルです。シンプルな装いですが、その分素敵に着こなすのが難しいと思います。普通の人だったら、本当に普通の格好ですが、鳳月さんが着こなしていると素敵に見えますね。
蓮つかささんの黒のコート、白いパンツというスタイルもシンプルですが、スタイリッシュな感じに見えて良いと思います。
トークDX 柚香光・水美舞斗・永久輝せあ
『うたかたの恋』には星風まどかさん演じるマリー・ヴェッツェラ、星空美咲さん演じるミリー・ステュベル、美羽愛さん演じるソフィー・ホテックが登場します。
この3名が演じた役は柚香さんにとってインパクトがとても強かったようです。
柚香:それぞれの彼女が皆結構“おもしれー女”だよね(笑)。
三人:(爆笑)。
柚香:マリー(星風)は割と人の話聞いてないし。だって「あなたは可愛い」って言ったのに私の事「お淋しそう」と返してくる(笑)。
水美:(笑)。
柚香:ミリー(星空)は「殿下は陸軍の連隊長ですけれど、お望みなら船を指揮なさってもいいわ」って言う子だし(笑)。
永久輝:あれすごい、強い子ですよね!(略)
柚香:ソフィー(美羽)は笑い方が可愛いよね!(略)「フェルディナンドのどこが好きなんだい?」とか聞いてる。(略)そう聞くとね「ぐへへへへ…」って笑う。もう超可愛いの! フェルディナンドの彼女じゃなかったら危なかったくらい!
柚香さんが“おもしれー女”と評するくらいなのですから余程、ツボに嵌まった様ですね。
この3名の娘役が演じた役は決して笑いを誘う役ではありませんでしたが、柚香さんにはこの様に見えていた事が興味深いです。
『ENCHANTEMENT(アンシャントマン)-華麗なる香水(パルファン)-』では「Woody&Marine」の場面が大好きと柚香さんは仰っています。
この場面は最初は娘役のみだけが登場し、その後水兵の格好をした永久輝さん率いる男役が登場するのですが、この時の娘役の皆様が本当に可愛いのです。名場面だと言っても過言ではないでしょう。
ただ、柚香さんは娘役の方をやりたい様です(笑)。
面白かっただけでなく、興味をかきたてられるトークでした。
Pick Up Interview
『応天の門-若き日の菅原道真の事-』『Deep Sea-海神たちのカルナバル-』を最後に宝塚をご卒業する光月るうさん、千海華蘭さん、結愛かれんさんのインタビューです。
光月さんというとどの様な役も演じる事が出来る方ですが、新人公演の『夢の浮橋』で霧矢大夢さんの役を演じた時、霧矢さんから「あかんかったな」と言われたとの事。
今は月組の大黒柱と言われる存在ですが、光月さんにもその様な時代があったのは驚きです。ですがそこからとても努力をして、今日に至ったのでしょう。
千海さんも様々なキャラクターを演じる事が出来、月組の名脇役として大活躍しています。
ただ、『桜嵐記』で演じたジンベエは演出家の上田久美子先生からなかなかOKが出ず、「私はこの十数年、何をしてきたんだろう」と苦悩していたようです。
しかし、それを乗り越えたからこそ、あそこまで真に迫ったジンベエという役を千海さんは演じる事が出来たのでしょう。この役は千海さん以外には演じられないと言っても過言ではないと思います。
上品な可愛らしさと婉麗なダンスで観る者を引き付けてきた結愛さん。
ご卒業にきっかけは「正塚晴彦先生の作品に出演する」事と「稲葉太地先生の作品に上級生になってから出演する」事が出来たからだそうです。
3名とも月組の顔とも言える存在だったので、退団は本当に寂しくてなりません。
ご卒業後もどうか、お幸せな人生を歩む事を祈っております。
来月号の表紙は瀬央ゆりあさん、暁千星さん、舞空瞳さんです。
まだ先ですが、あの名作『1789-バスティーユの恋人たち-』が今の星組でどの様に再演されるかワクワクしますね。
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